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「夫婦経済力」の破綻 医師(男性)のケース

都内でクリニックを経営するA氏は40代で年収は数億円。家族は妻一人。奥様とはお見合い結婚です。医師であり、第一級のプロ野球選手のような年収を稼ぎだすA氏は誰もが羨む優雅な生活をしています。

プロ野球選手の現役生活は長くても40歳前後ですし、高年俸を維持する期間も長くありません。A氏は、数億円に及ぶ年収を今後20年以上維持できる可能性の高い診療モデルを作り上げているのです。

予想通り、A氏の奥様は女優のような美しさを誇り、道を歩けば誰もが振り向いてしまうほどの方。奥様は、A氏が作った医療事務会社の社長に就き、ご自身も数千万円に及ぶ役員報酬を受けています。奥様は実務をすることはなく、会社の運営は外部の企業に丸投げしています。

羨ましい。

しかし、これで済まないのが人生です。

人間は欲深い生き物です。私もこれまで、「もっとお金が欲しい」「もっと資産を増やしたい」という富裕層の方々を沢山見てきました。「もっと、もっと」というのは人間が進化するために必要な要素かもしれませんが、すでに大金を手にしている人たちが心の充足を得られず右往左往している姿は滑稽に見えます。

奥様は何もしないで転がり込んでくる大金に目が眩みA氏に対する見方が激変。A氏との関係は破綻状態になってしまいました。

「そんなの早く離婚すればいいじゃないか!」と思いますよね。

芸能人が離婚する際に、「慰謝料がどうの」という話を聞きますが、離婚時の慰謝料は富裕層にとって微々たるものです。富裕層を本当に恐怖させるのは、「財産分与」です。「結婚した期間で獲得した財産は、夫婦共同の持ち物です。離婚したら妻が半分持っていきます。」という意味です。

夫が「これは俺が仕事を頑張って稼いだお金だ!」といくら叫んでも、ダメなのです。

A氏は本音では妻と離婚したいですが、財産分与の際に億円単位で財産を持っていかれることに躊躇しています。またA氏はそれに前後し、脱税の摘発を受けてしまいました。追徴課税もあって、A氏の財産状態はそれほど良くはありません。「結婚状態を維持すれば、妻の役員報酬数千万円だけの負担で済む」という算段で、「しばらく現状維持」の選択肢を選んだのです。

人生の局面で、大きな自己変化を起こすことを、タイミングによって「大学デビュー」、「社会人デビュー」などと言われます。今までとても地味だった人が、いきなりド派手な生活様式を取り入れたりすることです。

A氏の奥さんは、まさに「結婚デビュー」でした。

A氏は、トップクラスの私大医学部出身で頭脳明晰ではありますが、「こんなに稼ぐ俺だったら、やっぱり誰もが羨む美人と結婚すべきだよな」という非常に稚拙で戦略性のない判断基準で、人生における重大な決定、結婚をしました。結局、A氏の奥様には、A氏をサポートするという器がなかったことが後で判明しただけです。

もしA氏が結婚前から自分のクリニックを運営する計画があったのであれば、1金銭感覚のある女性(ご実家が自営業をされている等)を選択、2クリニック運営を実業でサポートできる経営感覚のある女性を選択、3婚前契約の導入などが、具体的施策として考えられました。

結婚とは夫婦が共同経営者となって世帯という会社を運営して行くようなものです。これは、A氏のような超ハイスペックの夫婦だけの話ではありません。結婚相手を決める際、表面的な経済力だけで相手を選んだり、自分を過信するのはハイリスク。「夫婦経済力」を高めるという価値観を共有できる相手を見つけ、お互いに助け合う本来の理想的な夫婦を追求するのはどうでしょうか?

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